間伐について考える・・・その1

今冬も社有林数ヶ所においてスギ人工林の間伐施業が行われている
P1110033.jpg ▲ チェンソーマンが森林全体を視野に隣接木との関係を考慮しながら、現場で一本一本確認しながら伐倒していく。K.Kさんは39歳、経験年数10年余、先輩達に指導助言を受けながら、真摯に向き合い、誠実に挑戦している姿が印象的である P1110049.jpg ▲ 森林作業道沿いに集材された伐倒木はハーベスタによって枝払い、玉切りされる P1110029.jpg ▲ ハーベスタによって造材された丸太は、フォワーダによって集積土場に運材され、用途別に仕分けされる P1110058.jpg
▲ 当地域の民有林における伝承されてきた間伐方法は定性間伐であり、主に劣勢木や雪害木等を選んで伐る下層間伐である。自然の恩恵を享受しながら、所有者自ら山に入り、蔓切りをし、枝打ちをし、成長の悪いものを間引き、樹冠間隔を調整しながら良質な木材生産を目指してきたという歴史の延長線上にある手法である 

 🍀 思うこと 

  間伐は、森林の成長に応じて樹木の一部を伐採し、過密となった林内密度を調整する作業であり、人工林を育成していく上で極めて重要な施業である。 間伐を行うと、光が地表に届くようになり、下層植生の発達が促進され森林の持つ多面的機能が増進する。光が林内に差し込むため、幹や根が太く発達する。また、下層植生が繁茂することで風害や山地災害に強くなる、森林の水源涵養機能や土壌保全機能が高くなる。そしてお互いの成長を助長し、形質も良質化するため木材の価値も高まる・・・  これほど重要な施業であるはずなのに、現実にはそれを否定するような事例が多い。 あまりにも過大な森林作業道の道路幅用地の設定、作業道沿線だけの伐採、成長力旺盛な沢筋だけの伐採、以外の場所は間伐を実施した気配も感じられない・・・という目標には程遠い林分に出会うことがある。

 間伐を通じて「山づくり🌲」について考えさせられるこの頃である。

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